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家具のリペア再塗装について。

粋場

そう頻繁にある仕事では無いのですが、現在3件の家具の再塗装の仕事をしています。
(見積もり中も1件ある。)

一つは古い鏡台の再塗装。
一つは古いリビングテーブルや椅子の再塗装。
そして、古くは無いけれど塗り替えご希望のための再塗装。

どれも時間と手間を掛ければ、新品とまで言えなくても
また新たにこれからも長く使ってみようと思えるような仕上がりになりそうです。

そしてどの再塗装にも言えることは、「新品を塗るよりも難しい」ということです。

まったく無塗装の木地から塗装をするのは、色の調合さえ間違えなければ
もうすでに何十年も家具塗装をしてきたウチの会社にとって
目をつぶってまでは言わないけれど、いつもの日常の作業です。

しかし。
再塗装となるとまったく別物。

なぜかというと、下の素材が何でできているのか、塗装は何塗装なのか、
塗装方法が分かったとしても、何の塗料を使ったのか。
未知な部分があるからです。

塗装というのは1回で終わるわけではありません。

素地を研磨して調整したり、塗幕を強くするために塗り重ねをして
何回も工程を重ねて最終仕上がりまでもって行きます。

その時に一番大切なのは、次の工程の塗料がいかに密着するか。

この密着度が低いと、塗装不良を起こしてしまうからです。

塗料にも相性があって、お互いに親和性の高い塗料を使うのがベスト。

塗り直しの場合、今付いている塗料が何なのか分からないので
どうしても剥がす作業から入ります。

塗るよりも時間が掛かるこの剥がす作業。

パーツでばらせる家具ならまだ作業性が良くても
完成して組み立ててあるモノは手作業が主体となって、とにかく時間との戦いです。

そしてその剥がす作業の出来次第で完成したときの仕上がり感を左右するので
塗る以上に剥がす作業が重要になってきます。

まぁ、でも、そうは言っても、塗り直して届いたときの、まだ見たことの無い
「わぁ!」っという驚きと、塗り直してもらって良かったというメールをいただく事で
今回もまた喜んでもらえるだろうという想像でコツコツと作業してます。

今お使いの家具をもう一度きれいにして使い続けたい。
多少コストは掛かりますが、大切な家具ならば、特に思い出の詰まった家具ならば
再塗装してみる価値が十分にありますよ。

金具が壊れていたり、鏡が腐食していたりとか、新品にパーツを入れ替えることも
再塗装と合わせて出来ることもあります。

写真をメールで送っていただき、サイズや今の状態などをある程度お聞きすることで
まずは可能かどうかという判断ができます。

なにも新しい家具を売ることばかりが仕事ではありません。
古い家具をもう一度再生するお手伝いも、関本家具装芸の仕事の一つです。

家具の修理再生メンテナンスはこちらをごらん下さい。

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