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12.132020
左官職人が作り出すモールテックスの表情について。
モールテックスは塗装ではなく、ざっくりとした説明だと、樹脂でできたモルタルを薄く重ねて練りつける、左官の技術による製作になります。
コテを使って施工面に練りつけるため、表面は平滑ではなく、真っ平らというよりは多少手触り感が残る凹凸感があります。が、食器がガタついたりコップが倒れてしまうようなデコボコではなくて、全体を手で触ると多少のコテ跡を感じる程度です。
このようにして、一台一台を施工します。乾いては塗り、乾いては塗り、テクニカルレイヤーと呼ばれるモールテックスの層が防水性能を表情を作っていきます。その厚み約3ミリ。薄塗りで強度がでるモルタル。通常コンクリートやモルタルは5〜10ミリの厚みで施工するため、半分から3分の1の厚みで十分な性能が確保でき、また材料への追従性が良いのでクラックに対しても非常に良好です。
3方向からコテで仕上げる隅はコテの返し跡があります。これも特徴の一つ。手触りは滑らかですが独特な表情が残ります。
縞目模様が見える天板。折り重なったテクニカルレイヤーがこの縞目模様を作ります。トップコートにはビピュールという保護剤を塗って防水性を高めています。
ネットでお問い合わせが多い商品ですが、現物を見たことが無いという方のためにサンプルも用意しております。遠慮なくお問い合わせください。
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