オーダードレッサー
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4.272018
オーダードレッサー「ほっとした。そんな納品と製作。」(製作74)
こんな事は滅多に無いのですが(初めてでした)
オーダー製作でご注文いただいたドレッサーが
依頼した運送途中で破損してしまいました。もちろん、再製作です。修理ではなくゼロから改めて製作。
とてもシンプルですが、塗装の仕上げにはこだわりました。
色を決めるため、納品先まで伺って打ち合わせ。
微妙な色調を再現するために、何度もテスト塗装を繰り返しました。おそらく最初のお問い合わせから10ヶ月くらい経ちましたでしょうか。
一つの家具を作るというのは、本当に真剣になりますね。オーダー製作は毎回、緊張、緊張の連続です。
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4.112018
オーダー女優ミラー 全体がミラー貼りの女優ミラー。(製作73)
製作難易度の高いご注文でしたが、いままでにないドレッサーができました。
天板と引き出し、側面もすべて鏡で仕上げ。
女優ミラーらしく、鏡のまわりはLED電球で明るさとテンションがアップ。
幅広の鏡面カットが豪華さをさらに高めてくれます。
脚も鏡らしく、ステンレスを鏡面加工仕上げ。
最初、存在感が高すぎるドレッサーが仕上がるかな?と思いきや
全体鏡面にすることで部屋全体が写り込むため、逆に部屋の色に溶け込んでしまうことがわかりました。
一見派手でありながら、存在感を消してしまう不思議なドレッサー。チャレンジなドレッサー。
予想を引っくり返す仕上がり。
このようなご要望も関本家具装芸で実現可能になります。 -
3.42018
マラソンと美とファッションて関係あるんだ。
長距離か短距離かと言われたら、間違いなく短距離走が得意だった小中高時代。
今のマラソン人気にはとても体がついていけない。たぶん5キロも無理。
フルマラソンに参加する女性の友達から
名古屋マラソンは別名「ティファニーマラソン」と言って
完走するとティファニーのネックレスがもらえる超人気の大会だと聞き
そのギャップに驚きました。長距離を走る自信がない自分としては42キロを完走できるだけでも
すごいこと。さぞストイックに大会に挑むんだろうなと勝手に想像していた。だけど友達から聞いたマラソン大会は、コーディネートを楽しんだり
汗につよい?化粧品を選んだりする女性も多いと
マラソンに対するイメージが全く変わってしまった。持ってる体力をすべて使い果たし、なりふり構わず大会に挑む人もいるだろう。
それとは違い、知らない場所を散歩感覚でランニングすると思えば
それはファッションにも
気を使いたくなる気持ちよく理解できます。どんな場所でもシチュエーションでも、女性っていつも美について気をつけて
楽しんでいるんだな。ドレッサーメーカーとして、まだまだ考えることありそうだなと気がついた
静岡マラソンの日でした。 -
2.162018
オーダードレッサーの製作を通じて 白い特別なロワール(製作72)
ご依頼いただくお客様はいろいろな趣味趣向があり
中には私たちが思いつかない選択をされることがあります。ただそれが、思いもよらず絶妙な組み合わせを生み出したりして
仕上がりに驚く機会があります。柄のあるファブリックは「挑戦」なんです。
小さな面積でしっかりと柄の良さが出てくるのか。
そんな不安を払拭してくれる組み合わせとなりました。
私たちのような小さなメーカーとして大切なのは、欲しいと思ってくれる人の「真芯」をとらえるものづくり。
こんな組み合わせが存在するんだという、お客様からのヒントがありました。
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2.52018
オーダー製作「収納バランスを考えたpcデスクと鏡台」(製作71)
最初にメールをいただいたのが2016年9月でした。
途中、建築の状況を確認しながら、ドレッサーの仕様を少しずつ
確認しながらの製作となりました。もともと、このオーダー製作をご覧いただきイメージがスタート。
http://www.sekimoto.co.jp/?p=1946部屋の設置場所とサイズに間違い無いか
素材感は、他の建築材料と違和感が無いか
もとより一番優先したのが「収納」でした。こちらが最終でお送りしたイメージ画。
図面では伝わりきらない雰囲気をメールでお伝えしました。以下は完成したドレッサー兼pcデスクです。
翌日配達など、店舗でも通販でもパッと買うことができる時代ですが
時間を掛けて納品までお付き合いいただけるのも、ネットの良さとアナログの
良さを融合したようなオーダー製作でした。「どうしても好みのドレッサーが見つからない」
そのご要望にこれからもお応えできる製作をしていきます。 -
11.292017
オーダードレッサー「今使っているドレッサーをもう一度」(製作70)
今つかっているドレッサーをもう一回使いたい。
郵送で送られてきた写真資料をもとにして
図面を製作する段階から始めて、写真を参考に素材サンプルを送るなど
いままでに無いプロセスで始まりました。完成した写真です。
ご依頼主からいただいた画像をもとに
寸法については別途資料をいただき、ファックスでのコミュニケーションは久しぶりで
新鮮なドキドキがありました。コンパクトなドレッサーのため、収納部分についても様々な制約がありますが
シンプルなだけに1cmの大切さが感じられます。椅子の収納は定番のスペースですが
やはりこのドレッサーのオリジナル椅子にも収納スペースがあり
ここも忠実に新規製作です。オーダードレッサーはお互いにゴールを作る作業から始まるので
今回のようにゴールが先に見えていての製作は、緊張が違いました。オリジナルを超えるクオリティでないと、喜んでいただけない。
使いやすいから買い換えが必要なければ使い続けたいけど
経年劣化でやむなく買い換えたい。けれども同じものが欲しい。初めてのケースでしたが、このような製作も引き続きご要望お待ちしております。
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11.272017
今日は「メールについてお願い」です。
いつも専務ブログをご覧いただきありがとうございます。
実は最近いただくメールのことで気になることがありましたが
今日はそれがお客様を怒らせる要因になってしまったので
ここでお願いとして残しておきます。午前中にお電話いただいたお客様より「レスポンスが悪い・対応が遅すぎる」
というお叱りを受けました。お送りいただいたメールにまったく返信が無い、ということで
おそらく我慢に我慢を重ねた上でのお電話だったと感じます。************
わたくしごとですが、メールについてお話ししますと
仕事のアカウント6個と
プライベートなアカウント1個の合計7個を管理しています。それ以外にもsmsやLINE、facebook instagramのメッセージ機能を使って
仕事の連絡が入ります。仕事メールは仕事商品カテゴリ毎にアカウントを分けており
なるべく被らないよう分類します。ただしそれらをパソコンなどのメーラーに任せると
いつメールが来たのか、レスポンスが落ちるため
一度、手持ちのスマホで全てのアカウント常時見ながら
返信の優先を付けて、理想は1時間以内の返信を心がけます。the ball is in your court.(ボールはあなたのコートにありますよ)
この言葉が好きで、ようするに自分のところに溜めておく案件を無くすことで
忘れることを極力ゼロにしたいといつも思っています。
************どうしてメールに気がつかなかったのか。
お叱りを受けながら頭の中には???が並び、電話が終わった後に調べました。スマホには形跡がない。
次にpcのメーラーと、gmail(gmailを間に入れることでバックアップと迷惑メールフィルターになる)
にもアクセスしたけど、迷惑メールフォルダにも形跡がない。そこで普段はアクセスしない、大元にあるメールサーバーにアクセスしたところ
約12,000件のspamメールから、お客様のメールが4通出て来ました。99.9%がロシア中国系のメールで、稀に日本語メールが混在するこのフォルダに
なぜお客様のメールがspamとして判定されたのか????理由が知りたくサーバー会社に聞いてみると
1)メールの件名が無い。 (No subject)
2)宛名が無い。 (宛名:ウチの会社名などですね)
3)署名が無い。 (末尾に名字などあれば十分)1〜3の条件が重なるとspam判定されやすくなるそうです。
そのことを電話で説明しましたが、そこまで気が回らなかった私の落ち度も事実です。
で、最近いただくメールに多いのがこれ。「宛名と署名」が無いんです。
件名があればまだ良いのですが、本文のみが書いてあり
メールアドレスから誰かを後で検索することになるメールが増えてる。これ、LINEとかショートメールの書き方に似てるんですね。
LINEならいちいち誰宛で誰からと書かなくても本文だけでokです。もちろん。
ただ、メールの場合は、スマホなどで連絡先が登録されてれば別ですが
そうでない相手とのメールでは、誰かが特定できない可能性があります。★このブログ読んでいただいてる方に、以下お願いです。
・メールの件名はできるだけ付けてくださると助かります。(元メールへの返信なら自動につきます。)
・最後に名字だけでも良いので署名を残していただけると助かります。(多いのは、iphoneより送信 というデフォルトの署名)おそらく、たったこれだけでもメールがスムーズに済みますし
お互いに読み落としなどが無くなり、結果、時間が短縮できて幸せになれます。よく「メールの返信が早いですね」と言って頂けることが多く
レスポンスで怒られたことが初めてで、今日は一瞬ヘコみましたが
これはこれとして良い経験と今後の対策につなげていきます。一応オーダードレッサーのカテゴリに分類したので
最後に写真だけ残しておきます。 -
11.262017
オーダードレッサー「白いロワール」(製作69)
ロワールというひのきのドレッサーがあります。
この鏡を利用してのオーダードレッサーを今回製作しました。
デザインベースとなったのはこちらのオーダードレッサー
ひのきのオーダードレッサーやさしい雰囲気のなかにクラシカルなたたずまいを兼ねているデザインの
人気ドレッサーがベースになって、みなさんのご希望のサイズや
仕様でアレンジしています。細めの脚が床との接点を小さく見せて、ちょこんと立ってる雰囲気と
引き出しから上のやさしくも重厚な対比が、ちょっとアンバランスに見えて
そこがまたきれいだなぁと自画自賛しています。正直に申しますと実は。
私が大きな間違いをしてしまい、最初、お客様からご要望いただいてた色とは
違う色で仕上げてしまいました・・・。ベースとなったドレッサーを見ていてすっかりその色と思い込んでしまい
あとでメールを見返したら、色が違う・・・。お客様には正直に申し上げ、再塗装することでご了解いただけましたが
本当なら許されないこと。いろいろな製作が重なっていた時期で、完全に確認不足でしたが、今後このようなことが
起きないよう気をつけます。オーダードレッサー製作、現在も進行中です。
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11.182017
オーダードレッサー「ふんだんにメープル無垢材」(製作68)
メールただいた時のご要望を簡潔にして
まずは図面化からはじまりました。キーワード
・メープルの無垢
・シンプルな作り
・本三面
・ライト付き
・オイル仕上げ無垢材はどんな表情が出るのかわからないのが無垢の魅力。
節もあるし、色の差も大きい。
メープル材のサンプルお送りしたら問題無いとのことで
製作に入りました。全てを無垢材にするのではなくて、構造上、合板を使った方が良いところは
積極的に合板にしています。
四季の中、寒暖多湿で空調がある部屋での無垢材は
つねに環境順応するために伸びたり縮んだりします。久しぶりのオイル仕上げに、結構うっとりしました。
しっとり感が無垢材の良さ。
それにこの数年で家具用オイル塗料の質も上がったような気がします。今は高断熱の家が普通で、年間を通じて空調が管理されています。
そのため天然の木が自然の中で何十年育った環境と違う空間に入ると
どのような動きをするのか分からないことがあります。切ったあとも木は生きています。
私がこの業界に入って、大御所の職人さんから最初に聞いた言葉が
「「板」とは木に反ると書いてあるでしょ。木を切って製材し板にしたら、どんな木でも反る。だから反ることを理解しながら製作しなきゃダメだ。」と。そんな言葉を思い出しながらのオーダー製作になりました。
現在もオーダー製作進行中です。
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11.122017
オーダードレッサー「LED付き女優ミラー&チェスト」(製作67)
2年で4万キロ走ったキャラバン。
車検翌日に都内へさっそく配達へ。
あらゆるオイルを交換したため、新車時のスムーズさが戻ってきて
運転がとても心地よい。静岡を出るときに降ってた雨も上がり、気持ちよい天気。今回は今年7月に初めてお問い合わせいただき
一度、ご要望をお聞きしに伺った以外はすべてメールベースでの
連絡で製作をしたオーダードレッサー&チェストです。基本デザインはこちらが元になっています。
リンク先 ひのきのオーダードレッサーアンティーク調のデザインを意識しながら
あまりコテコテにせず、しかしながら最初から使い込まれた雰囲気を出したい。ドレッサーだけでは収納力が足りないので、お揃いのチェストも一緒に製作。
ドレッサーのミラーにはLED照明を付けて「女優ミラー」仕様に。椅子のファブリックもサンゲツの中から選んでいただきました。
自分のフィルターでは選ぶことができなかったデザイン。とても勉強になります。部屋に設置させていただいた画像。(ちゃんと一眼レフで撮ればよかった)
じつはこのドレッサー、引き出しがすごく考えられていて
リング・ネックレスなどのアクセサリーがドレッサーとチェストの中に
しっかりと納まる仕様に。無印のアクセサリーケースと組み合わせて
かなり効率良く作られています。色々考え抜いて作らせていただいただけに、こちらとしても印象深いオーダー製作になりました。
とても喜んでいただき、私たちもお客様の喜ぶ姿を見ていると
ご依頼いただけたこと本当に感謝です。ぜひぜひ大切にお使いくださいね。オーダードレッサー引き続き製作中です。
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9.92017
デスクトップ女優ミラーのオーダー製作。(製作66)
現在販売しているサイズは、テーブルや机の上に置いて
鏡として必要で、かつスペースを取り過ぎない、一般的な使い方を
想定したものにしています。
これをベースにして大きくしたり、小さくしたりと
いろいろなご要望がありますが、今回は「プロ」の現場で使われる
デスクトップ女優ミラーを製作しました。幅100センチ 高さ70センチ 電球の数は10個。
安定性が必要なので、それ以外の作りに関してはお任せいただきました。
色は白。木目が見えないツルッとした仕上がり感をご希望でした。
25w電球が10個点灯するとかなりの明るさでしたが
さすがプロの現場、もう少し光量が必要だったらしく、ワット数をアップされる
お話をあとでメールでいただきました。
(合計w数の関係で、その際はLEDを使ってくださいとお願いをしました。)既存の机やテーブル、その他カウンターなどがあれば
そのまま女優ミラースペースが作れるデスクトップ女優ドレッサー。こちらもオーダー製作受付中です。
オーダー製作でなければこちらをご覧ください。→「限定デスクトップ女優ミラー」
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9.12017
修理依頼からの「特注」座鏡オーダー製作(製作65)
最初のお問い合わせは修理でした。
今使っている座鏡を再生できませんか?というメールでした。
写真をメールで送っていただくと、細部の損傷具合が分かってきました。
修理は可能だけど、一台作っても費用が変わらない。
失礼とは思いながらそんなメールを差し上げたら、それなら作って下さい!
という即答でオーダー座鏡の製作をしました。ひとつだけ気になったこと。元々お使いの座鏡が倒れた形跡があること。
倒れた原因は分からないけど、転倒防止金具の取り付けが必要で
今回、転倒防止金具の取り付け兼ねての納品になりました。左がこれまでご使用いただいていた座鏡。
これはこれで良い感じの経年変化とデザイン。
大切に長い間使われてきたのがよくわかります。修理可能か?というお問い合わせ。
もちろん修理が良い場合は修理も可能です。ケースによって最適なご提案をしますので
遠慮なくお問い合わせください。