ブログ

集成材ダイニングテーブルの修理再生・再塗装

お客様からメールでお送りいただいたダイニングテーブル

集成材のダイニングテーブルをもう一度きれいにして使いたい。というご要望で始まった今回の修理・再生・再塗装。しっかりとした無垢板のテーブルなので、削ることもできるし、再塗装も可能。一旦お見積りして、ご家族で修理か買い替えかで悩まれたようですが、結果再生して使い続けることに。

最初は削り直しからの再塗装でしたが、急遽、ウォールナット突板で貼り替えての再塗装へ変更。

ナチュラルな仕上げの予定が、重厚感あるウォールナットのダーク系へ仕上げを変更。工程的には途中で突板貼りが必要ですが、これも無垢板ならできること。

届いたテーブルを分解し、まずは古い塗装から落とします。

既存の古いウレタン塗装は見えにくいですが、かなり木の中まで浸透していて、表面的には塗装が取れてるように見えても、実際には木目の中に残ってます。

このテーブルの特徴である引き出し。これ便利ですね。

引き出しも取り外して古い塗装を落とします。とにかく研磨がこの仕事の50%。

削る前の天板。古いキズや変色がこのテーブルの歴史を物語ってます。

細かなキズなどありますが、今回突板で張り替えるため、とにかく表面の塗装を落とすことに集中。ベルトサンダーでバンバン当てていきます。

こちらも木の中までかなり塗装が浸透しています。一応削り終わり。

次にウォールナットの突板を貼る工程の前に、今削った天板や脚を先にウォールナット系のダーク色で下塗りをします。どうせ突板で貼るなら関係ないのでは?と思いますが、こうした方が突板が透けず、仕上がりに色の深みが増します。

着色された天板、色ムラはありますが、これは突板貼ると分からなくなる。
脚のパーツもそれぞれ着色。この時点でかなり印象が変わります。

下塗りが完了したら、今度は突板貼り。ウォールナットはそのものが濃い色をしているので、木目を活かす貼り方に気をつける。あえて木の周辺、皮に近い部分の白太を残して貼り替え。より自然な無垢板感をめざしました。

白太を残した突板貼り替え。
脚と引き出しも同じくウォールナットで。

ウォールナット材が持つ色を邪魔しないよう、ここからは透明のウレタン塗装で塗膜を付けます。耐久性と見た目をアップさせるために数回に分けて塗料を塗布します。一度にたくさん乗せるより、間に研磨を入れて何層も作る方が均一かつ塗膜の強さも生まれます。

1回目の塗装と2回目の間の研磨作業。塗料を乗せては表面を削り取り、均一に重ねる。

ウレタン塗装は水に強く、通常のお手入れは水拭きで十分です。ラッカー塗装の場合、水気を残すとそこから白濁しますが、ウレタン塗装は耐水性に優れています。ただ熱い鍋などを直接置くと変色の原因になるので注意が必要です。

3回目のウレタンサンディングが終わり、この工程が乾くと最後のウレタンフラットになります。

強制乾燥はせず、自然乾燥のため時間は掛かりますが、その分木への負担が少なくなります。ただし梅雨時の乾燥には特に注意が必要で、その点で6月〜7月の製作には神経を使います。

最終ウレタンフラットの塗布が終わり完成。つや消しのため落ち着いた雰囲気。

いっさい着色しなくても深みが出るのがウォールナット材の特徴。ウォールナットも木によってはもっと赤い材もありますし、黒っぽい材料もあります。こちらはほぼ中間的なブラウン系。

元のテーブルが思い出せない位に完全に別物に生まれ変わりました。それももともと使っている材料が良かったので、こうやって再生ができます。あとメラミン系やポリ板など化け学で作られた素材ではこういったリペアができないので、やはり自然の木というのは良いですね。

前にも書きましたが、遠方より運ぶ運送費と送り返す時の運送費、それに修理する費用を合計すると、新品のテーブルを購入できる予算になります。それでも使い続ける意味が無いと、なかなかリペアには踏み切れないと思います。思い出の詰まった物や、ある人が購入してこれからも使い続けたい、など再生でしか実現できない事もあります。もしそんな悩みがありましたら、まずは写真をメールでお送りください。お見積りからアドバイスまで色々なご提案が可能です。

関連記事

営業カレンダー

2021年9月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

おすすめ商品

  1. LED ルフラン2 収納三面
  2. LEDプリマ収納3面
  3. スタジオ女優ミラー (天板シースルータイプ)
  4. LEDアイドル収納1面
  5. ロワール
  6. LEDフルール収納3面
  7. LEDプリマ収納3面
  8. デスクトップ女優ミラー
  9. フェアリーテール収納姿見
  10. LEDディンプル収納1面

最近の記事

カタログ請求はお気軽にこちらから