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8.142013
オクシズ。映画縲怩ソいさな、あかり縲鰀
静岡市も清水や蒲原など東の地域と合併して横にのびてきたけど
それ以前に北に長ーい市なので、私たちのように市街地に住んでると
じつは面積比では20%かそれ以下の土地の中でしか生活していない。
オクシズとよばれるこの残り80%の土地
夏のキャンプやバーベキューで遊びに行くことはあっても、そこで生活している状況について
静岡市民でもあまりよく知らないと言うのがほとんどではないだろうか。
静岡の中心地からクルマで50分ほど北に上ると
葵区玉川地区(で合ってるのか?)に大沢という土地があって
そこの生活をありのままに記録したドキュメンタリー映画「ちいさなあかり」
が静岡市の小さな映画館で上映しているのでこの休み中に観に行った。
大沢という地名は自分がその奥にある井川に毎年キャンプに行ってたので
場所は「あの辺だな」と分かるけど
じっさいにその場所に何軒何人の人が生活しているのか、その生活がどんななのか
この映画を知るまでは気にもしたことが無かった。
何かあれば「コンビニ行けば?」と簡単に言う位に身の回りにあふれているお店。
この大沢から最寄りのコンビニまで昨日確かめたけど19kmだった。
映画では子供達が当たり前のように毎朝同じバスで学校に通い
同じバスで帰ってくる。
40年位タイムスリップしたような地域の繋がりというか、母の実家の農家に
子供の頃遊びに行った時の感覚にとても似た空気みたいなものが映画に映されていた。
映画自体は、引きもしない足しもしないドキュメンタリーそのもの。
田舎へのあこがれはあるものの、映画の生活を見るといかに自分が便利なインフラの中で
暮らしているのかが良くわかる。そしてそのインフラが無いと生きて行く自信もないことも。
写真のひまわりは、その大沢へ行くちょっと手前の桂山という場所に
地域活性のために作られたひまわり畑。
今年は暑さのために満開がかなり早くなったらしく、畑を公開した時には
もうすでに満開を通り越した状態だったようです。
ウチから45分の桂山、それから20分位の大沢と、ちょっとしたドライブ気分で。
たった一本のあまり目立たない映画だけど、それを見る事でオクシズの周辺から
自分の住む場所にまでなにかを考えさせてくれる、静岡市在住なら一度は見ておいても
いいんじゃないかと思う映画でした。8月16日まで静岡のサールナートホールで上映です。