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2.42021
ぱんみみプロジェクト 誰かの不要が誰かの価値に。
ドレッサーを製作する時に出てくるファブリックのハギレ。何かに再利用できないか?がプロジェクトのスタートでした。
ドレッサーのクッションにはサンゲツやシンコールのファブリックを使っています。幅が120〜150cmと反物によってまちまちで、クッションを取った後にどうしてもハギレが生じてしまいます。
しっかりしたメーカー品のファブリックのためコストもそれなりですが、はやり良いものはデザインも品質もよく、わたしたちも積極的に利用させていただいてます。歩留まり100%が理想ですが、やはりどうしても端材が生まれます。
カタログ請求などでサンプルをお送りする時に、そのハギレを利用してますがそれでも全てを使い切るには到底難しく、最後はたまりにまたって廃棄処分。
しかも捨てるときには企業からのゴミということで有料処分になります。品質の良い物をさらにコストを掛けて処分しなければならない。このジレンマ。私達には価値が無くなってしまったものでも、誰かの価値になるのでは?とお友達でミシン手刺繍作家のtetoさんに相談したら、ハギレがみるみるうちに作品へと昇華しました。
ここでは紹介しきれない数々の作品が2月6日よりtetoさんのショップでぱんみみプロジェクトのイベント名で販売されます。
お店はここ。googlemap https://goo.gl/maps/7et3MdeFCNtUYGTKA
鷹匠町のちょっと路地裏にある古いアパートの2階でいい感じのお店です。
teto さんのインスタはこちら Instagram https://www.instagram.com/lapotto.teto/
ショップのウェブサイトはこちら ショップ https://lapottoteto.com/
アットエスのイベントにも情報があります。 アットエス https://www.at-s.com/event/article/art/851591.html
すでにお問い合わせで売れてしまったアイテムもあるようです。イベント中も追加製作されるとの事なので、期間中何度か通っても面白そうです。
私達には使い切れなかったファブリックが、新たな形に代わって価値が生まれた。捨てるからまったく逆向きに利用できる。こんなにうれしいことはありません。
ちなみに「ぱんみみ」の由来ですが、私が子供の頃ですが我が家の向かいには小さなスーパーマーケットがあって、生鮮食品からお菓子、パンなど一通り生活用品が揃うお店でした。そこにはサンドイッチを作った後に出る食パンの「みみ」だけがまとめて10〜15円でたまに売られていて、そのぱんみみを買って帰ると油で揚げてくれて砂糖をまぶして食べた記憶があります。安くても美味しいおやつでした。サンドイッチとして役目を終わった食パンの耳がだれかの価値になる。そんな記憶がオーバーラップしてこの名前をつけさせていただきました。
2月6日から始まるぱんみみプロジェクト。ご興味ある方ぜひtetoさんのお店に遊びに行ってください。コロナ対策もバッチリでお待ちしております。