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静岡市の茶市場見学(八十八夜と令和2日目)

世の中10連休だと連日メディアは大騒ぎですが
職業によって関係なく働いてるのが普通だと思います。

弊社も少人数で連休中の対応しており、完全連休ではないため
その合間でできることを探して。地元静岡でも普段は体験できない茶市場見学へ行ってきました。

静岡は家具の街と同じくお茶の街でもあります。
産業的にはお茶の方がはるかに大きく、日本全体のお茶の40%を静岡県が生産。
そして日本で流通しているお茶の60%は静岡から出荷だそうで。
20%多いのは他産地のお茶も仕入れているからということ。

日本シェア60%を支える静岡のお茶産業。

八十八夜という言葉を聞いたことがあります?
立春から88日目のことを指して、ちょうど茶摘みが始まる季節と重なり
この日のお茶には「健康」「長寿」などの縁起物という意味が含まれます。
ただ気候変動の影響か、徐々に八十八夜より少し前から茶摘みがピークを迎える
事が多くなったそうです。

ですが、お茶業界にとって4月末から5月初旬はお茶取引の
一番活発な時期になり、10連休だろうが普通のGW だろうが
大型連休という感覚は全く無いらしく

そんなお茶の取引所が静岡市内にあって、私の会社からクルマで10分ほど。
これまで一度も見学したことがなく、そもそも見学できることも知らず
お友達に教えてもらい、今年の八十八夜の5月2日に初見学しました。

早朝5時台ですでに駐車場は業者さんで満車。(見学者は使えないので近所のコインパーキングへ)

セリ(入札)は6時半から、なのに、5時台すでに会場は出品者と仲買と市場の関係者で満員。
お茶の量によってはもっと人が多いこともあるそうで。

GWに入ってからずっと雨のためお茶が摘めず、昨日5月1日にやっと晴れたので
実は今日5月2日は久しぶりにお茶が市場に出てきたとのこと。
グラフは青い線が去年の実績。右側に赤で今年の実績が記入されるのだとか。
昨日5月1日の取扱量は0(ゼロ)のため、グラフは無し。

「一つの取引で数百万の金額が動く事もあるので、邪魔にならないように」と
会場を案内してくれた方からの注意。この1ヶ月でほぼ1年の仕入れが決まるそうです。
卸す方も買い付ける方もある意味命がけ。真剣勝負の場に素人が立ち入るので極力邪魔しないよう心がける。
テーブルには本日取引されるお茶のサンプルが並ぶ。

拝見といって今日のお茶を競りの前に香りと味を確かめる場所。
チンチンに温められたヤカンが並び、熱いお湯を掛けて色や香りを見るそうです。

6時半にベルが鳴り響き、競りが始まる。
緑の帽子はJA農協、青が製茶屋さんなど仲買業者、黄色が市場の担当者。
取引が成立すると3者で「パンパンパン!」と三回手打ちをするのが慣わしで
テーブルから威勢のいい拍手が聞こえてくる。

「最近手打ちを省いちゃう業者も多くてね。聞けたらラッキーだよ」
と言われてましたが、私達見学者がいるためか、あちらこちらからパンパンパンが聞こえる。
市場らしい雰囲気。多分サービスしてくれたんだね。

さてここで、別室にてお茶の基礎知識講座みたいなものが用意されていました。

お茶の種類(煎茶、玉露、棒茶、粉茶、ほうじ茶、紅茶)などの特徴や
適したお水の種類、温度など。普段ざっくり聞いてる事が整理されます。

温度差による煎茶の味の違いテスト。
ちなみにこの煎茶は市場価格キロ20万円を超える超高級茶のため
普通に飲んでも十分美味しいのだけど、60度、80度、常温での飲み比べ。
80度は苦味が出てしまいお茶の味が台無しだけど、60度と常温はどちらも美味しく
これのどちらが好きかは好みの差のようです。
温度でこれだけ変わるのならお茶の入れ方はとても大切ですね。

競りの会場へ戻ると、ほとんどの取引は終わったようで場内は落ち着いた状態。
先程のお茶の味を見る「拝見所」も空いたため、見学者の私達も使わせていただく。
ここでは沸騰したお湯を使うので、先程とは味の感じが違うけど、この拝見が
取引に大きく影響するのなら一人前になるまでに時間かかるだろうなぁ。

最後はお茶取引関係者が早朝から使う近くの食堂へ。

卵かけご飯の豚汁セットが食堂の朝定食。
濃い目の味付けの豚汁に天かすをのせるのが食堂「美富士」の定番だとか。
朝食いただき朝8時過ぎには自宅に戻ってきました。

また少しですが静岡のお茶について興味が深くなりました。
急須で入れるお茶の習慣が少なくなってると聞きますが、お水や温度で
味の変わる静岡茶の楽しさもう一度見直していただければ。
お茶業界の方も連休中ご商売がんばってください。

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