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7.162012
南三陸縲恚C仙沼縲恬、前高田
3連休の最終日です。
予定していた日曜日のスケジュールに穴があいてしまい3連休に。
金曜日に急遽というよりも、ほとんど発作的に東北を回ろうと決め
14日の土曜日に息子を連れて仙台に入りました。
仙台からレンタカーを借りて2日間で400kmほど走りました。
ボランティアでも復興のお手伝いでもありません。本当に観光です。
しかも被災地を見て回るというどこか野次馬根性丸出しで気が引ける
というか後ろめたさがあったのも正直なところです。
静岡は東海地震が起こると自分が子どもの頃から言われ続け
防災頭巾になる座布団を使っていたりと、小さい頃から地震がくるぞと
脅され続けて育ったような地域です。
東海地震が起こるとどうなるか?
自分の子どもにも少しでも想像してもらえればと思いあえて被災地を回りました。
上記タイトルの場所です。インターネットで探せば当時のひどい状況が今でも
映像としてたくさん残ってます。それから比べればかなり片付けられ
復興も進み、全ての人の協力で一歩一歩前に進んでいるのが分かりますが
いまだに手つかずの建物を見ると、時間が止まってしまった場所もあるんだと
ボランティアで復興の手伝いに行った人から「人間が小さく感じる」という
言葉を思い出させる場所もまだまだたくさんありました。
そしてそれと同じく、いつまでも止まってられないという人の強い気持ちも
感じられ、いったん内陸に入りそれぞれの土地を回るとまったく震災の影響を
感じられないほどの活気があり、特に仙台の海岸沿いと山側の違いには驚かされました。
福島はまた別のデリケートな問題もあり、一緒にはできないと思うけれど
東北の太平洋側を一つのくくりにしていた勝手な印象は、実際に各地を回ると
勝手な思い込みであることが分かりました。留まってはいませんよ現地も。
東海地震が30年以内にくる確率が88%と言われています。
確率の算出が正しければ生きてるうちに東北で起きた事と同じ事が
静岡でも起こると考えていた方が間違いない。特に自分の子どもは
それ以上に経験する確率が高いのだから、今回の旅行がどのように心に残ったのか
親として一番気になるところです。
復興には微々たる支援金を送るくらいしかできず、それ以外何の手伝いもできず
本当に気持ちの中でどこか煮え切らない部分も残しながら
今回の2日間では色々な経験を親子でさせてもらいました。
最後に、自然は自然に対してはとても優しいんです。
人間が作ったものは飲み込んでしまうのに、島や川や山は残してくれました。
そして残った土地には新しい植物が自生していました。
人は自然とけんかしてはダメだ、もっと謙虚になるべきなんだというのが
今回一番強く感じたことです。また行きたいです。東北に。