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5.142012
ふと、気がついて。
撮った写真は今のところ全てをHDに残しています。
そのうちキャパを超えるので、別媒体に移すか
選別するかのどちらかを選ぶのですが
数ヶ月前の写真から必要な情報を得るために
写真をたどっていくと、そのカット毎に何を撮りたかったか
その時の気持ちがすべてよみがえります。
そして、その当時には気がつかなかった何かを発見したりします。
たかだかシャッターを切るだけのカメラでさえそうなんです。
最近は、カメラが持ち込めない展示会や美術館なので
キャンバスと鉛筆を持つ美大生らしき人たちをよく見かけます。
彼ら、彼女らは、まわりの客も気にせずに
一心不乱にペンを進ませます。
後ろを通って不本意ではあるけれど、目に触れてしまいます。
自分自身、絵にはまったく自信がないのであれこれ言うことは無いのですが
きっと彼らにはこの情景が空気でさえもこの絵の中に閉じ込めて
いるのでしょうね。
記憶は時間とともに都合良く風化します。
何かを得たいと思い、いろんな場所に出向き
いろんな話を聞いたとしても、時間とともに忘れ去ります。
メモをとる、絵を描く、写真に残す。
なんらかの方法でその場の記憶を残すことが、その後の行動に役立ちます。
今夜写真を探してふと気がついた事があったので、ここに書き留めておきます。