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5.62012
0(ゼロ)。
長かったGWも今日で終わり。
と言っても弊社は暦どおりだったので、途中で2日間働いたが
九連休だった人もいれば、接客業では逆にカキイレ時でこれからお休みを
取ると言う人も少なくないだろう。
連休中に高速道を利用したら走ろうと思っていた
新東名も結局SA渋滞で今まで通り旧東名を利用し未体験。
もう退職して10年以上経つ義理の父と休み中にこの新東名について話をし
義父が現役バリバリの頃にこの新東名を通す地元説明があったという。
自分はまだ小さい子供の頃のことだ。
計画からウン十年を経て開通した新しい道路、ソーシャルメディアを通じて
流れてくるこの道路の感想を元にドライブイメージだけが膨らんでくる。
このように、自分がまだ幼く世の中の情勢を気にすることもなく生活していた時代に
先人達の知恵と行動力で築いてくれた便利さや
社会インフラの中で生活できているのがわれわれ現役の世代である。
そしてこのGW中のもうひとつ大きなニュースは42年ぶりに原発稼動0(ゼロ)の話。
考えてみれば、これを言うと年齢がわかるが、私と同世代は月面着陸と日本の商業用原発の
開始と言う人類と日本経済の大きな転換点からスタートして生活してきている。
平成生まれの人が社会人になり、あ~、ついに平成生まれの人と一緒に仕事か~。
俺もおっさんになるわけだ。などと言っていた友人の言葉を思い出すが
昭和・平成の年号の区切り以上に、自分たちは大きな潮目から人生が始まっている。
今の利便性や経済、技術、治安が悪くなったとは言っても暴動が起きるわけでもない安全性は
あたりまえの様に享受しながら生活できているのは誰が努力してくれたからなのか。
原発稼動0のニュースを見て、安全性や経済面からいろいろな意見が出てきて
正直、何が正しくて何を優先すべきなのか考えれば考えるほど分からなくなるが
きっと白と黒、1か0の対話ではなく、答えが時間とともにジワリと形状を変えながら
ウン十年後に現役世代として生活する今の子供たちにベストな答えとは何かを
考えていくことこそ、今この時代にあたえられた課題。
そう、これは0からのスタートであり大きな転換点のGWだったと振り返る日がくると思う。