ブログ

タオル。

jeep

気づき。

自分のやっている事が正しいのかどうか、人はなかなか気が付かない。
自分もそうで、作っているもの、考えていることに「愛着」があると
判断力が鈍ることが多々ある。

我が家は6人家族なので、普段の生活に6人分必要になる生活用品があるが
何気なく使っている脱衣場の「タオル」にも知らず知らずに人気・不人気が出る。

それは天気の悪い日が続き、洗濯物が乾かない日が続くと
だんだんと不人気タオルが現れる。ようは残り物の「選択」である。

いつも使われていない、使われていないのでまだ新しく見える「あるタオル」が
この日は気になって使ってみた。
色は鮮やかなグリーンで好みではないが、手の込んだ刺繍やプリントされた花柄など
一見高級感を醸し出していて、他のタオルよりも大きくて体を余裕で包んでくれる。

しかし、使い始めてすぐ分かった。この柄をプリントしてある面の吸水性が悪く
いつまでも体の表面を水滴がなめ回すかのような心地悪さが続き、濡れた真綿が
ずっと体に触れているかのようで、とても使い勝手が悪いのである。

きっと一度でもこのタオルを使うと、二度と使いたくないと思ってしまい、不人気なゆえ
いつまでも新品であるかのように出番が無いのだろう。

これ、作られたメーカーには大変申し訳ないが、おそらく高級感や見た目の違いを
求めたゆえに、使い勝手の悪いタオルを作ってしまったのではないかと思う。

「商品の差別化」という言葉を耳にします。
競合する商品と比べ自社製品の優位性というかアピール・関心を持ってもらうために
見た目やデザインを「変える」ことが差別化だと勘違いしてしまいがちな言葉。
そこにこれを使う人の気持ちや心を置き去りにしてしまうと、単なる自己満足の商品しか
生まれてこない。

我が家のタオルも、無地や単色のシンプルではあるが、吸水性が良くて肌触りが良い
タオルは人気も高く、早くくたびれてはくるものの、ヘビーローテーションを繰り返し
そのうちタオルとしての寿命を迎える。物としての幸せな一生である。

自分も物を作る人間の一人として、普段の何気ない製品からその「気づき」を感じて
自分達が作る家具も同じ落とし穴に入らないよう気をつけていきたい。

関連記事

営業カレンダー

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

おすすめ商品

  1. 1面鏡レント120cm ホテルドレッサー
  2. レーヴ 収納三面
  3. じょゆどれスタジオ女優ミラー
  4. フェアリーテール収納3面
  5. LEDフルール収納3面
  6. プリマ女優ミラー(一面鏡LEDハリウッドミラー )
  7. クラウン
  8. ロワール
  9. LED ラルゴ 収納半三面
  10. ルフラン【ライトアップ女優ミラー】LED

最近の記事

カタログ請求はお気軽にこちらから