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9.42011
適材適所
適材適所。
「人の能力・特性などを正しく評価して、ふさわしい地位・仕事につけること」 (ウィキペディアより引用)
その人にとって適正な仕事に就かせる、一番適任な仕事を見極めるという言葉だけど
元はと言えば適材の材は木材の材からきている。
作る物にふさわしい、一番適した材料を見極めるのも家具屋の仕事。
デザインや機能が優れていても、使う材料を間違えていては台無し。
高級品の部類に入る材料ばかりを使っても、使う場所を間違えれば
何も生きないし、安い材料だって、使い方と仕上げ方法によって
出来上がったモノが見違えるほど良くこともある。
家具を作って欲しいという人には、やっぱりその家具と一緒に暮らすと言う
夢があって、その裏には予算という現実もあり、その二つをバランスよく
両立させるのが私達家具屋の仕事だと思ってます。
材料の使い方次第で、コストもデザインも機能もすべてバランスを取る。
毎回違う仕事だから同じ答えは無いし、毎回最善を尽くすのみ。
家具屋の適材適所も終わりの無い仕事でしょうね。