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8.12010
NLP神経言語プログラミング つづき。
さて、NLP(神経言語プログラミング)のセミナーの話のつづきを今日もします。
10分間の制約の中、なんとか相手に自分のパズルの状態を伝えて
試行錯誤の上、ギリギリ時間内に作ってもらえました。
もちろん、5分ほどで完成する組もあれば
間に合わない組もあり
同じパズルを作る条件下であっても
コミュニケーションしだいで差が出てくる。
写真に撮れば分かりやすかったですが、販売しているようなので
まったく同じものではありませんが、こんな感じでした。
ね、単純な色と形でしょ?
でも、やると分かるのですよ。
お互いに見えない条件下でコミュニケーションが「話す」に限定されると
いかに伝えるかが大変なのか。
つづけて2回(2つのパターンを作った)やって1回は制限時間内に出来なかった。
ここで先生の植村さんがお手本を披露する。
このお手本を見て、自分のコミュニケーションの問題点が露呈されてくる。
先生のお手本を要約すると
まず、
1.お互いに同じ形のパズルが4枚あるか確認(これは同じ)
2.そのパズルの形に名前を付けるが、これは伝える相手(Bさん)に付けてもらう。(ここが違う。)
例えば二等辺三角形を→小さな三角形 と呼ぶルールを作る。作ってもらう。
3.パズルの完成形をイメージできる形の例えをする。(簡単な家、白鳥の乗り物、包装紙に包まれたキャンディなど。)
4.相手に「小さな三角形」を動かしてもらう時、自分も同じ向きに合わせて伝える。
私たちが行った2回と歴然とした違いは、やはり2.の
「伝える相手に形の名前をつけてもらうこと」でした。
これは、ルールを相手に作ってもらい、お互いの共通言語を作るという
コミュニケーションの一番大切な基盤がまず完成しなければ、伝わり方に
大きなロスが生まれるということです。
(ネットの世界でプロトコルを何回勉強してきたことか。これが一番大切。)
その次に大きな差は
自分の形を伝えるのではなく、相手の今の状態を先に確認し
その状態に自分が合わせていくということだったと思います。
このお手本を元にして
最後に3回目のパズルを作った。
当然、今見たお手本を真似て、お互いの共通言語を作り上げるので
前2回よりはるかにコミュニケーションがスムーズ。
「どうして伝わらないのだろう」というフラストレーションを抱えることが
問題解決の手段ではなく
「伝えるルールをお互いに決める。それも伝える相手が覚えやすいルールを作る。」
これがコミュニケーションの一番大切な基本。
それをこの単純なパズルゲームを通して理解できたことは
大変意義のある2時間でした。
私は会社の誰よりも外部の人間と接しています。
自分しか経験していない状況を会社の中に浸透させるのに
このセミナーの体験はものすごいヒントを与えてくれました。
最後に先生のまとめの言葉を自分が忘れないために箇条書きして終ります。
・お互いに「絶対できる」という気持ちの共有をする(ゴールを共有する)ことが大切
・物の見え方の違いを認識する
・考え方、物の見え方を相手に合わせる
・相手に形から生まれる言葉を作ってもらい、共通言語を作る
・聞く・聴くという繰り返しから相手の状態を確認する
・相手が答えやすい質問を状況にあわせて作る(open question/closed question)
・コミュニケーションの量から状態を客観的に判断する(コミュニケーションが片方に偏っていないか)
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