ブログ
4.182012
公園に整備された花壇の役わり。
自分の住む町内には花壇がきれいに手入れされた公園がある。
道路に面した一部分、面積比にして全体の5%も無い広さだけど
これがあることで公園の治安が良くなるんだと。
この花壇が無かった頃、ゴミは捨てられ、柵は壊され、公園は荒れてしまったそうだ。
ほんの少しでも花が咲いて、公園に人の手が感じられると
悪さしようとする気持ちが後退するのか、そういう人間が近寄らなくなるのか。
でも、先々週、この公園を町内の子供たちと清掃した時に実は結構なゴミがあった。
だから花壇が無かった時はどんなに荒れていたのか想像に苦しんだ。
その清掃時にちょっと驚いた子供の言葉があった。
「どれ拾ったらいいの?」
目の前には、お菓子の袋やタバコの吸殻、片方だけになった手袋、空き缶とか
注視すればゴミとわかるものが植え込みの中に結構捨てられているのに。
これをゴミと感じないのだろうかと一瞬こちらが戸惑った。
「これ、ゴミじゃないかな?」と言うと、あぁそうか、という感じで一緒に拾い始めてくれた。
体験すること、やはりこれが一番いい。
いくら言葉で説明し、本で教えるよりも、実際に目の前にあるものを見せて
それに対して行動することが記憶と対処につながる。
一緒にゴミひろいしてくれた子供たちが、目の前のゴミの存在に気がつくようになり
みんなが遊ぶこの公園がいつまでも居心地のよい場所であってほしいです。
そして一緒になってそれをサポートすることで、大人も学ばせてもらえるのです。