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3.262022
モールテックスハイカウンターテーブルBM08 松坂屋静岡店北館2階
静岡駅と国道1号線を挟んで北側にある松坂屋静岡店。静岡のデパートの中でも老舗中の老舗の同店が現在大幅なリニューアル中です。その松坂屋さんから今回ご依頼いただいての製作でした。
CUBE 1・2・3と3つのスペースに区切られたサロンは、そこに飾る主役のためにあえて色は控えめにして主張しない「裏方」の役割をもつ空間がコンセプトのようです。主役は絵画などの物だけではなく、体験も含めての空間提案を考えているようです。
テーブルは1,800×900×高さ1000のハイカウンターと同じ高さ。お客様にはコーヒーを楽しんでいただき、担当者が立ったまま同じ目線で接客できるイメージ。そのため今回椅子もオリジナルでの製作。足掛けにはIKPチェアと同じ素材でワンポイントのアクセントを入れました。
テーブルにはモールテックスを使いました。改装中の図面をいただきサロンということが分かりましたので、「松坂屋」という顧客イメージと、「アート」という上質な空間を考えると、奇をてらわず、それでいて高級感ある素材=モールテックスがベストではないかと提案させていただきました。担当者にも気に入っていただけて良かったです。カラーはベージュのBM08。中性的な色ですが若干女性よりの優しさを表しています。
コーヒーサーバーが設置前ですが、ここでコーヒーをお出しできるカウンターになります。こちらも今回オリジナルで製作しました。実は写真だと分かりづらいですが、天板の色はモールテックスのBM08に近いベージュ色の傷や耐摩耗性にすぐれたメラミン樹脂を使って、本体はニュートラルなホワイトのメラミン樹脂で仕上げています。右隣の物販用棚も棚板はベージュのメラミン、スチールフレームはホワイトエナメル塗装仕上げです。主張しないのがこの空間に求められた軸になっています。
こちらもニュートラルなアイボリーカラーの合皮レザーに木そのものの色のフレーム、ナチュラル色のikpチェア。
今回オリジナルで製作したこちらの椅子もikpチェアと同じアイボリーのレザー。主張しないおとなしい色が空間の中に溶け込みます。
ショップ見本
ショップはこちらです 古材家具ikpイカピー
私達年代にとってベタなイメージですが、百貨店というのはお休みの日に家族で出かけて、8階レストランで食事をして、屋上の遊技場で遊んで、5階のおもちゃ売り場でおねだりをして、最後に地下の食品売場で回るお菓子を買って一日が終わるというのが定番コース。その一番記憶の深いところにあるのが静岡人にとって松坂屋静岡店ではないかと思います。そんな老舗デパートから店舗大改装中のサロンに弊社の家具を採用いただけたことはなんとも光栄なこと。
私達は「これ」といった分野に絞らず、その空間に求められるインテリアを考え続けるのが最近の役目になってきた感じがします。情報を出せない企業様からの製作依頼もあり、いただくお話しに驚きながら、これからも前のめりして製作ご協力させていただきます。
オリジナルでの製作も常に対応していますので、オーダー製作などは気軽にご相談ください。
~以下松坂屋静岡店のサイトから転用です。~
https://shopblog.dmdepart.jp/shizuoka/detail/?cd=084257&scd=000189
普遍的な美や革新的な体験、学びの時間などを通じて、本物を知りこだわりに妥協しない大人や、変化を楽しみ勇躍する次世代の、感性と暮らしを刺激します。
「白い箱」を意味する「Blanc CUBE」。
新しい価値を提供し続けるため、サロン自体はあえて特色を持たず、時代に呼応した変化を続けていきます。
【開催概要】
アート&ラグジュアリーサロン オープン記念
第22回 近代洋画巨匠展
会場/北館2階 CUBE 1・2
3月23日(水)~4月5日(火)