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11.42010
東京デザイナーズウィーク2010
昨日は東京デザイナーズウィークのため最終日1日だけ行ってきました。
11時に六本木ミッドタウンの「デザインタイド」展
足早に13時にはTDW会場の「神宮神宮外苑」
そして最後は六本木ヒルズの森美術館「ネイチャーセンス」展
色々と賛否はあると思いますが、見方によって意見が違うんでしょうね。
私は作る側の人間なので、目の前にあるその物の完成度よりも
その過程(プロセス)が何を見ても気になります。
だから、どうしても突っ込んだ質問をしてしまい、だいたい最後は
「何作っている方ですか?」 なんて怪しまれてしまいます。
新しい素材の使い方などを聞いていると、記憶の「引き出し」に収納され
たとえば数年後に同じ問題を抱えた時に
「あ、そういえばあの時のやり方で解決するかも。」と、
ポッン!と引き出しの奥から飛び出してきたりするんです。
昨日もその幾つかに出会い、色々と教えていただきました。
「家具メーカーです。」と説明すると、異業種の方は意外に技術を
教えてくれるものなんですよね。
会場の見せ方も変わりました。
これは六本木のデザインタイドとネイチャーセンス展ですが
写真は全てOKなんですね。数年前ならデザインを盗む(盗まれる)という
理由で、出品者の許可無しでは決して撮る事ができなかった(と思う。)
なんでも隠して自分だけの物、自分だけの技術という考え方から
イイ物イイ技術は共有してより良い物作りをしていこうという
協力・コラボレーションの考えが浸透してきたのでしょうか。
(もしくはソーシャルメディアの力で個人の宣伝力が上回ったとも言える。)
どんな物作りでも、一社完結というものはそうそう有り得ない。
部材・資材の調達から色々な人の助けがあり、最終商品として
完成させることができる。
その中の自社の「技術」は最後の味付けであるのだと感じた。
その味付け方法を磨いて、もっとアピールする必要性も感じた。
9時に静岡出て20時には帰ってきてしまったTDWですが
やっぱり行って良かったです。