ブログ
5.222013
20年に一度の神風の年。
遷宮の年。
伊勢神宮は外宮も内宮も神様にお遷りいただく新しい社を建設のため大にぎわいだとは聞いていたが
その周辺のお店まで観光客に対応するために、新店舗を出店したり、既存店のリニューアルが
これほど活気ついてるとは思いもしませんでした。
そんな新店舗へウチの会社の家具を入れていただく事になった伊勢の勢乃國屋様へ
納品に伺った時
「せっかくここまで来てとんぼ返り?もったいない。せんぐう館でも見てったら?
連休中は混んでたけど平日はゆっくり見られるよ。」と言われ
まぁ、この時間から帰ってもたいした仕事もできないな、と言う事で1時間ほどおヒマをいただきました。
恥ずかしながら、遷宮について調べたのは、この勢乃國屋様の仕事のご依頼があった時からで
まったく遷宮について知らないで相手の懐に飛び込むのは、あまりに失礼だと思い
子供の試験のごとく一夜漬けならぬ、付け焼き刃でその辺の参考文献を読みあさった。
なぜ、遷宮にあわせて20年で全てを新しくするのか?
調度品まで含めて。
それは、日本の技術を継承していくための、国を上げた大切な「御祭り」なんですね。
本で調べるのはもちろんのこと、この「せんぐう館」に行くと、もっとビジュアルで
分かりやすく理解する事ができます。
特に、刀や鏡、大工の仕事などを見ると、息をのむ仕事の数々。
太古の人々が鏡を神の代わりとして奉ったのが分かるその製造工程。
鏡を自由な大きさ、自由な加工ができる現代は本当に恵まれた時代なんだなと
あらためて感じました。
今年の10月以降、20年に一度の神風が伊勢の街を包み込むようです。楽しみですね。