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12.302016
オーダーをする気持ちと受ける気持ち。
今年の夏にオーダーでビジネスバッグの製作を依頼してました。
「年内につくれる?」という約束をギリで間に合わせていただき本日手元に。
いつもは家具のオーダーを受ける立場だから、今回は逆。
オーダーを受ける方の気持ちとする方の気持ち、両方の意識を
行き来しながら製作の打ち合わせ〜最終確認〜本日納品。
途中、こちらのお願いしていたイメージに近いサンプル革を見せていただいたり
イラストや型紙でイメージしやすいよう説明いただいたり
お願いしてから4ヶ月経ちましたが待っている間もどんなバッグができるのか
楽しみでした。
納品に来て頂いた時「どぉ?」って顔してるから「バッチりだよ!なんで?」と聞くと
やっぱり渡すまではドキドキするんだと。
その気持、良く分かります(笑)
私達もオーダーをお受けしてから納品までは、やはり気が抜けない。
最後の最後まで細部に渡って見直してやっと完成しても
お客様が喜んでいただけないとそれは完成ではないから。
今回バッグの製作をお願いする時点で、要望は最小限にして(機能とサイズと質感)
あとはお任せにしていました。その方が彼女のセンスをフルに引き出せると思ったから。
なかなか無い機会のオーダー製作依頼を通じて得た感覚を
今後オーダーを受ける立場になった時にフィードバッグできそうです。
「用も無いのについドレッサーを見に行ってしまう。」とおっしゃっていただいた
以前のお客様の言葉を思い出しました。その気持、今痛烈に感じています。